新型コロナウイルスの変異株の名前に使われているギリシャ文字。
アルファ、ベータ、デルタなど数学を思い出す人も多いかもしれませんね。
最近はニュースでオミクロン株について報道されていますが、オミクロンとはギリシャ文字ではどんな意味なのでしょうか。
このページでは、ギリシャ文字オミクロンの意味、順番は何番目か、次は何の文字なのかということについてご紹介したいと思います。
ギリシャ文字オミクロンの意味は?
オミクロンとは、ギリシャ文字の「Ο/ο/omicron」のことです。
アルファベットではいわゆるオー(O)にあたる文字のギリシャ版ですね。
オー・ミクロンとは、「小さいオ」という意味を持っており、「大きなオ」であるオメガ(Ω)と対になっています。
これは発音の短い、長いを区別するためで、小さいオがオミクロン、大きいオがオメガと区別されているんですって。
こちらの動画では、1:57あたりでオミクロンの発音を、3:11あたりからオメガの発音を聞くことができます。
ギリシャ文字オミクロンの順番は何番目?
オミクロンは、ギリシャ文字の15番目の文字です。
英語やローマ字のアルファベットでもO(オー)は15番目になっていますね。
新型コロナウイルスの名前は、α(アルファ)から12番目のμ(ミュー)まで使われてきました。
ところが、13番目のν(ニュー)と14番目のξ(クサイ・クシー)を飛ばして、ο(オミクロン)になりましたよね。
この理由として、ニューの発音が英語のNEW(ニュー)と紛らわしいこと、クサイ(クシー)は一般的な姓であることから避けることにした、とWHOが発表しています。
コロナの変異株は当初は確認された国や地域名を名前につけていましたが、差別や偏見を避けるために2021年5月からギリシャ文字で名前をつけることが決定しました。
英国株はアルファ株、南アフリカ株はベータ株、ブラジル株はガンマ株、インド株はデルタ株と呼ばれるようになったんですね。
ギリシャ神話から神の名前をとるという案もあったそうですが、すでにブランド名などに広く使われているため、ギリシャ文字を使うことになったんですって。
ゼウスとかアポロンとか・・・。
ギリシャ文字オミクロンの次は何?
オミクロンの次のギリシャ文字は、π(パイ)です。
数学の円周率で習った文字ですね。
ですので、もし次に変異株の名前がつくとしたら、パイ株になるのではないかと思います。
パイの後のギリシャ文字は次のようになっています。
日本語での読み方、大文字・小文字の順番でご紹介しますね。
- ロー(Ρ/ρ)
- シグマ(Σ/σ)
- タウ(Τ/τ)
- ウプシロン(Υ/υ)
- ファイ(Φ/φ)
- カイ(Χ/χ)
- プサイ (Ψ/ψ)
- オメガ(Ω/ω)
まとめ
ギリシャ文字のオミクロンの意味や順番、次の文字についてご紹介しました。
あまりなじみのないギリシャ文字ですが、意外に聞いたことのある文字もあるのではないかと思います。
表記文字もかわいいですし、機会があったら学んでみるのも楽しいかもしれませんね♪
まとめ
- オミクロンはギリシャ文字の15番目のΟ/ο
- 次の文字はパイ(Π/π)