受験や仕事の資格取得のために英検を受ける人は年々増えていますが、当然全員が合格できるわけではありません。
がんばって勉強したのに何度も不合格になってしまうとがっかりしてしまいますよね。
しかし、英検は入試などと違って基準をクリアすれば誰でも合格できる資格試験であり、コツを掴めばあなたも合格することができるものです。
そこでこのページでは、英検に何度も落ちてしまう場合の対策、合格するための勉強法のコツ、メンタルの保ち方について詳しくご紹介したいと思います。
英検に何度も落ちる場合の対策は?
何度も英検に落ちてしまう場合ですが、まずはこれまでの受験結果のスコアを確認してみましょう。
- スコアが毎回上がってきている
- 各技能(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)で得点率が低い技能が明らかになっている
上記の場合は、次回の英検を受験することで合格できる可能性は十分あると言えます。
スコアが毎回上がってきているなら、ゆっくりでも力がついてきているということです。
また、だいたい毎回リスニングの点がとれない傾向がある、というように自分で弱点がわかっていれば、そこを強化するための勉強をすればいいわけです。
次回までに何をどのくらい勉強すればいいのかがわかれば、次回の英検に備えてこのまま準備をしていけばいいということになります。
一方、以下のような場合には、一度落ち着いて勉強の仕方を見直す必要があると言えます。
- 何度も同じ級を受けているのにスコアがあまり伸びていない
- できない技能が一定していない
- 全体的にスコアが低い
英検に限りませんが、試験は何度も受ければ合格の可能性が高まる、というものではありません。
スポーツなら試合を重ねることで上達することもありますが、勉強の場合、合格するまでやみくもに試験を受けてもそれは宝くじを買うようなもの。
宝くじが外れたら、「あーあダメだった・・・」でがっかりして終わるしかありませんが、英検に不合格だった場合はやるべきこと、やれることが明確にあります。
いずれにしても英検に何度も落ちてしまっているという人は、まず自分のこれまでの結果を振り返り、どこができていてどこがてきていないのか、分析することが大事なのです。
英検に合格するコツは?
自分の不合格の原因を分析したら、次は英検に合格するための勉強のコツについてご紹介します。
まず全体的に言えることは、1次試験においてはライティングが結果を左右する可能性が高いということです。
我が家の息子は中2で準2級を受け1発合格しましたが、それはライティングを徹底的に練習したからです。
通っている塾の先生によると、ライティングができないと文法や長文ができても受からないことがあるから、試験ではまずライティングから回答したほうがいいとのアドバイスをいただきました。
中2の時点での準2級受験は、はっきりいって文法も習っていないところがありましたし、単語力もそこまで高くはなかったのですが、英検前2週間は毎日ライティング問題を1問といて添削してもらう、という対策をとりました。
そのかいあってか、1次試験は無事通過し、2次試験にも自信を持って臨むことができたようです。
1次試験ではライティングの練習を何度も繰り返すことが合格への第1歩だと感じています。
また、ライティングに続いて重要なのが単語力です。
受験する級にかかわらず、単語の意味がわかれば文法問題も長文問題も回答することができるようになります。
先日準1級に合格した高校生の娘は、準1級の頻出単語をひたすら覚えていきました。
自分の得意でない技能が明らかになれば、そこを徹底的に強化していくことも当然有効です。
- 文法がわかっていないのか
- 単語力が足りないのか
- 問題を解くのに時間がかかりすぎるのか
- リスニングが苦手なのか
ご自身が合格基準に達していないポイントをあぶりだし、計画的に攻めていきましょう。
そもそもの文法に自信がない人は、こちらの参考書が非常にわかりやすくおすすめです。
息子も中2で準2級は取得しましたが、得点力にムラがあったため、中3の夏休みにこのワークに取り組み、基礎力を固めることができました。
また、単語は頻出単語に絞って覚えていったほうが効率的なため、我が家ではこちらのシリーズを愛用しています。
単語力は高校受験や大学受験にも役に立つので、勉強しておくに越したことはないですよね。
リスニングについては、苦手としている人も多いかもしれません。
普段から英語の歌や映画に触れておく、Youtubeなどで英語チャンネルを聞きまくる、などで英語に慣れておくといいですね、
でも、なかなか時間も興味もないし、そこまではできないという場合は、英検の過去問のリスニングCDで繰り返し練習するだけでも力はつくと思います。
出題形式は決まっていますので、何度も聞いて慣れていくことで、英検のリスニングの合格ラインを突破できるでしょう。
2次の面接も形式は決まっていますので、練習して慣れておくことが大事です。過去問を使って何度もリハーサルしておけばOKですよ♪
リスニング力やスピーキング力を本格的に鍛えたい、という場合は思いきって留学をしてみるのも一つの方法です。
留学と聞くと非常にハードルが高いと感じるかもしれませんが、留学エージェント留学ならスマ留(スマート留学)なら1週間という短期から、費用も従来の最大半額に抑えつつ留学することも可能なんですよ。
英検突破はもちろん、今後の英語力アップのためにも思いきってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
英検に落ちた時にメンタルを保つには?
がんばって受験した英検に落ちてしまったら、誰でもがっかりして凹んでしまいますよね。
それが何度も不合格となれば、恥ずかしさも加わって泣きたくなってしまうかもしれません。
けれども正直、英検はただの資格試験の一つでしかありません。
何度受験しても合格できないなら、向いていないと判断してきっぱりやめてしまっても全く問題ないと思います。
英語系の資格は他にもたくさんありますし、英語以外の勉強に目を向けてみると意外に得意なものが見つかるかもしれませんしね。
もし英検に何度も落ちてしまったとしても、たかが英検。
大きなストレスを感じてまで取り組む資格試験ではない、と割り切って別の目標に向かってがんばっていくのもいいと思います。
けれども、もしまた英検にチャレンジしたい気持ちがあるなら、あなたは必ず合格できる力を持っています。
次の試験までにどこを改善すればいいのか、合格までどのくらい勉強しなければならないのか、客観的に分析し修正していく計画を立てましょう。
自分1人でできなければ、学校の先生や周りの人に聞いてみたり、塾や英会話教室に通うのもおすすめです。
その作業にメンタルやモチベーションは関係ありませんよね。
やるべきことがあって、やれることがあるというのは人をすごく安心させてくれるものだと思います。
何をしたらいいのかわからないと勉強が進まないばかりか、いつの間にか自信もなくなってしまいます。
やるべきことを明確にし、前回よりも手ごたえを感じられるようになれば、合格はもうすぐそこですよ♪
まとめ
英検に何度も落ちてしまったらどうしたらいいのか、ということについてご紹介しました。
残念ですが、何度も落ちるのには必ず理由があります。
その理由をしっかり洗い出し改善していくことは、英検に限らずとても大切なことです。
あまりがっかりしすぎず、あなたが次の英検に合格できることを陰ながら応援しています。