上野動物園の双子の赤ちゃんパンダの名前が発表されましたね。
男の子はシャオシャオ(暁暁)、女の子はレイレイ(蕾蕾)ですが、パンダに繰り返しの名前をつけるのは中国の習慣から来ているんです。
この記事では、パンダの名前を繰り返す理由について詳しくご紹介したいと思います。
パンダの名前はなぜ繰り返しの音になるの?
パンダの名前が繰り返しの音になるのは、中国語で子供を呼ぶ時の愛称として、名前の文字を繰りかえす習慣があるからです。
上野動物園で生まれた双子の赤ちゃんの名前を例にとってご説明します。
例えば、上野 暁くんという子がいるとしましょう。
この子を暁くん、暁ちゃんというニュアンスで呼ぶ時に、中国語では名前の一文字を繰り返して「暁暁」にします。
愛情をこめて呼ぶ時に名前を繰り返すってことですね。
名前の前に「小」をつけて「小暁」にしても同じ意味になります。
シャオシャオ、レイレイなどのパンダの名前は、そんな中国の習慣から来ていると考えられます。
繰り返しの音がパンダの名前っぽいというイメージも影響している可能性がありますね。
パンダの名前が繰り返しの音にならないこともある
パンダの名前は繰り返しの音になるとは限りません。
和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドには、「浜(ヒン)」のつく漢字二文字の名前を持つパンダの家族がいます。
- 永明 :えいめい(お父さんパンダ)
- 良浜: らうひん
- 桜浜: おうひん
- 桃浜: とうひん
- 結浜: ゆいひん
- 彩浜 :さいひん
- 楓浜 :ふうひん
パンダのふるさと中国でも、以前はパンダには繰り返しの名前をつけていましたが、最近は名前のバリエーションに限界がきて、別の漢字を組み合わせた名前が増えているんだとか。
名前に流行りがあるのは人間もパンダも同じですね。
上野動物園の双子の赤ちゃんパンダの名前の意味は?
2021年6月に生まれた上野動物園の双子の赤ちゃんパンダの名前の意味についてご紹介します。
暁(あかつき)と蕾(つぼみ)を使った名前には、どちらも明るい未来に向かっていくという意味が込められています。
シャオシャオ、レイレイという響きもかわいらしく、パンダらしいですよね。
暁暁(シャオシャオ)の意味
暁はあかつきと読むとおり、夜明けのことです。
夜明けの光で明るく照らされていく、という意味で暁暁(シャオシャオ)と名付けられました。
蕾(レイレイ)の意味
蕾は花のつぼみです。
蕾蕾(レイレイ)は、きれいな花が咲いて未来につながっていくという意味で名づけられました。
パンダの名前の繰り返しまとめ
パンダの名前を繰り返す理由について、上野の赤ちゃんパンダの名前を例にご紹介しました。
いつかかわいらしいパンダたちに会いに行きたいですね。
まとめ
- パンダの名前が繰り返しなのは、中国の愛称だから
- 繰り返しはルールではなく、違う漢字を組み合わせた名前もある
- 暁暁(シャオシャオ)、蕾蕾(レイレイ)は明るい未来に向かっていく意味を持つ