選挙の投票会場を出た時に、出口調査の調査員に声をかけられた経験のある人も多いですよね。
自分が誰に投票したかを聞かれることに抵抗があったり、選挙と関係ない怪しい勧誘を受けるんじゃないかと不安になってしまうこともあるのではないでしょうか。
そこでこのページでは、選挙の出口調査を断ってもいいのか、その場合の断り方や嘘を答えたらどうなるのかということについてご紹介したいと思います。
選挙の出口調査は断ってもいいの?
選挙の出口調査への回答は任意であり、断っても大丈夫です。
投票後に声をかけられたら絶対に回答しなければならない、という義務があるわけではありません。
出口調査に回答するかどうかは個人の判断で決めることができます。
選挙の出口調査の断り方は?
出口調査への回答は義務ではありませんので、断り方としては普通にお断りしてOKです。
もっともらしい理由を作り出して断る必要はなく、「申し訳ないけどお答えできません」と断っても問題ありません。
「回答したくない」と直球で言いにくければ、「時間があまりないので」とか「急いでいます」などと言ってもいいかもしれませんね。
ただし、調査員も適当に声をかけているわけではなく、投票人数や時間、性別、年代などを考慮し、決められたルールで声をかける人を選んでいます。
出口調査を断る自由はありますが、もし可能であれはできるだけ協力することが望ましいと思います。
回答は、たいてい記述で、5~6問のアンケートに2択または3択で答える形式が多くなっています。
無記名ですが、性別や年代などの項目を記入が求められることもあります。
回答する時間は2~3分もかからないくらいですので、出口調査を受けて面倒なことになる・・・といった心配はありません。
投票内容について無記名でも回答したくないという人も多いですし、出口調査を断るのも珍しいことではありませんが、礼儀として「回答できず申し訳ない」という気持ちは表したいですよね。
選挙の出口調査で嘘の回答をしたら?
選挙の出口調査で嘘の回答をしても、事実かどうかを確認することはできません。
嘘の回答をしたからといって注意や罰則を受けることも当然ありません。
出口調査は無記名ですし、投票結果と完全には一致しないことがほとんどですが、出口調査で投票者全員から回答をもらっているわけではないので、結果に偏りがあるのは当然のことです。
出口調査では票が入っていなかったのに、実際に開票したら当選しているといったケースもありますし、その逆パターンもありますよね。
しかし出口調査の回答者の内、一定数は実際の投票とは違う回答をする人がいる、ということもデータに入っているようです。
出口調査で嘘の回答をするのは、何となく自分が誰に(どの政党に)投票したかを正確に回答することに抵抗がある、といった理由かもしれません。
いくつかの政党では出口調査では落選なのに実際には当選するパターンが多いなど、過去のデータから傾向が読みとれることも多いようです。
けれども、任意の出口調査で正確な回答をしないのであれば、わざわざ足を止めて回答しなくても何も問題はないわけです。
嘘の回答をすることで何かいいことがあるとか、選挙結果が変わるといったことはありませんので、出口調査を受けたからには正確な回答をしたほうがいいんじゃないかと個人的には思います。
いずれにしても、出口調査は「データ」であって「選挙結果」ではありませんので、100%投票結果と同じ結果が得られることはない、というのが事実なのです。
まとめ
選挙の出口調査は断っても問題ない、ということについてご紹介しました。
そもそも選挙の出口調査とは、新聞社やテレビ局が投票結果を予測するために、投票した人に直接回答をもらってデータをとるためのものです。
選挙がらみの調査ですので、何となく義務なのかな?断りにくいな・・・と感じることもありますが、あくまでも回答は任意です。
回答するかどうかは個人でよく考えて判断したいですね。
まとめ
選挙の出口調査について
- 断っても問題ない
- 任意ではないため、普通に断ればOK
- 嘘の回答をしてもバレないが・・・
- 出口調査はデータであり開票結果とは異なるケースが多い