調理中に鍋の蓋が開かなくなって焦ることってありますよね。
力を入れてもビクともしない鍋の蓋を開けるには、ちょっとしたコツがあります。
そこでこのページでは、鍋の蓋が開かない時に簡単に開ける方法について、鍋の蓋が開かなくなってしまう理由とあわせてご紹介したいと思います。
鍋の蓋が開かない!簡単に開ける方法は?
鍋の蓋が開かなくなってしまった場合の開け方です。
蓋に穴がない鍋の場合
鍋を加熱することで蓋を開けることができます。
鍋の中に水分が残っていれば、そのまま火にかけて温めてみてください。
もし中身が水分のない固形物の場合は、70℃以上のお湯で鍋を温めて加熱してみましょう。
蓋に穴がなく、鍋と蓋がぴったりくっついている時は温めるのがポイントです。
蓋に穴がある鍋の場合
蓋に穴があり蒸気が出ている鍋の場合は、鍋と蓋を冷やすことで開けることができます。
蓋に氷水をいれたビニール袋などを置いてみてください。
蓋に穴がある鍋は、冷やすことで開けられます♪
鍋の蓋が開かない理由
鍋の蓋が開かない理由は、気圧の差や空気の出入りによるものです。
蓋に穴が開いていない鍋は密閉状態で加熱されると、中の空気は当然熱々になりますよね。
空気は温めると膨張しますので、鍋の中の気圧は高くなっている状態です。
ところが、そのまま火からおろして鍋の中の空気が冷えていくと、膨張した空気が縮んで気圧が下がります。
この時に蓋がギュッと鍋に吸い付いて、ロックされた状態になってしまうんですね。
つまり、鍋の中の気圧が下がって蓋が開かなくなっているのですから、鍋の中の空気を温めてもう一度空気を膨張させることで、鍋の蓋が中から押されて開く、という原理になっているのです。
一方、蓋に穴がある鍋が開かなくなってしまった場合は、逆に冷やすと開くのでしたよね。
この場合は、鍋の中は密閉されていませんが、熱くなった空気を穴から蒸気でどんどん逃がしている状態になります。
蒸気が出ている時には鍋の中に空気が入らず、蓋を開けることができません。
ですから、鍋と蓋を冷やすことで内部の空気を冷やし、鍋の中に空気を入れることで蓋を開けることができるというわけです。
まとめ
鍋の蓋が開かない時の開け方、蓋が開かなくなる理由についてご紹介しました。
料理の途中に蓋が開かなくなると、時間も手間もかかって泣きたくなりますよね。
鍋の蓋は温める、または冷やすことで、たいていの場合に開けることができます。
しかし、無理をしてこじ開けようとするあまり、ケガをしたり火傷ををしたりしないようにくれぐれもご注意くださいね。
まとめ
- 鍋の蓋に穴がない・・・温める
- 鍋の蓋に穴がある・・・冷やす
- 鍋の蓋が開かなくなるのは気圧の変化、空気の出入りが原因