秋から冬になると、赤くて甘酸っぱいりんごが美味しい季節になりますね。
1日1個のりんごは医者を遠ざけるなどと言われるりんごですが、1人で1個食べるのはちょっと多すぎると感じることも多いのでは。
りんごを半分にカットして残りはとっておく場合に、変色したり悪くなったりせずに保存するにはどうしたらいいのでしょうか。
この記事では、半分に切ったりんごの保存方法や日持ちについて詳しくご紹介したいと思います。
りんごを半分に切ったものの保存方法は?
半分に切ったリンゴの残りを保存する時は、切り口を塩水やレモン汁につけてから、ラップでぴっちり包み冷蔵庫に入れるようにしましょう。
ご存じの通り、カットしたりんごの切り口は空気に触れると茶色に変色してしまいます。
この変色は、りんごに含まれる「ポリフェノール」と「ポリフェノール酸化酵素」が空気に触れて酸化することが原因です。
切り口の変色(酸化)を防ぐため、塩水やレモン汁をつけるのは、塩分やビタミンCがポリフェノール酸化酵素の働きを抑えてくれるからなんです。
レモン汁がない場合は、ビタミンCが含まれるオレンジジュースなどでも代用することができます。
りんごが茶色に変色しても体に悪いことはないのですが、見た目的にもあまり新鮮には見えませんし、味もなんだか落ちてしまった気がしますよね。
変色をできるだけ防ぐため、りんごの切り口に塩水やレモン汁をつけてからなるべく空気に触れないようにして保存することをおすすめします。
傷みやすくなるので、冷蔵庫に入れることをお忘れなく・・・。
りんごを半分にカットしたものの日持ちは?
半分にカットしたりんごの日持ちはできれば翌日まで、遅くても2~3日以内に食べきることをおすすめします。
りんごは比較的日持ちのする果物ですが、カットすることで傷みやすくなります。
冷蔵庫で保存しておくと味も落ちてしまうので、できるだけ早く食べるようにしましょう。
すぐに食べきることができない場合は、冷凍庫で保存することもできます。
切り口に塩水やレモン汁をつけて少量ずつラップで包み、ジップロックに入れて冷凍庫へ入れます。
冷凍保存の場合の日持ちは1か月以内が目安です。
そのままシャーベットとして食べたり、スムージーにするのも美味しいです♪
切っても変色しないりんごがある!?
最近ではりんごも品種改良が進み、切っても茶色に変色しないりんごが開発されています。
そのりんごは「千雪」という品種で、りんごの名産地青森のリンゴ研究所で生まれました。
千雪はすりおろして一晩おいてもほとんご変色せず、冷凍解凍しても変色しないんですって。
国際特許(PCT)も取得しており、酸化防止剤が不要になるため、今後加工しやすいりんごとして有名になっていくかもしれませんね。
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まとめ
半分に切ったりんごの保存についてご紹介しました。
りんごは健康にいい果物というイメージがありますが、1日の適量はりんご半分だと言われています。
果物には意外にたくさんの糖分が含まれており、食べ過ぎはカロリーオーバーや糖質の取りすぎになってしまうこともあるからです。
特に最近の品種改良された果物は、昔の果物よりも糖度が高くなっていることが多いんです。
1日1個のりんごよりも、1日半分のりんごが健康の秘訣になるかもしれませんね。
まとめ
- 半分に切ったりんごの保存について
- 保存方法は塩水・レモン汁につけてラップで包み冷蔵保存
- 冷凍保存も可能
- 冷蔵庫での日持ちは2~3日まで
- 冷凍庫での保存1か月まで