お正月のお餅やお彼岸のおはぎに、また普段のおやつとして、手作りのあんこって手間がかかる分美味しいですよね。
せっかく作ったあんこを無駄にしないように食べたいけれど、賞味期限ってどれくらいなのでしょうか。
砂糖をたくさん使っているから保存がきくイメージのあるあんこですが、実は賞味期限は意外と短いんです。
そこでこの記事では、手作りあんこの日持ちについてご紹介したいと思います。
あんこを手作りしたら日持ちはどれくらい?
あんこを手作りした場合、日持ちは冷蔵庫で3日以内となります。
あんこを作る時にたくさんの砂糖を使っているので、ジャムのように瓶にでも入れて保存できそうなイメージですが、賞味期限はけっこう短いんですね。
また、あんこは水分が多いため、保存食ではなく生菓子です。
手作りのあんこは、美味しいうちになるべく早く食べきってしまいましょう。
もちろん、使っている砂糖の量によって保存期間は変わってきます。
糖度70%以上になればあんこも保存がききますが、家庭でそこまでの糖度のあんこを作ることはあまりないのではないかと思います。
材料の小豆と同量か、少し多いくらいの砂糖では、出来上がりのあんこの糖度は50%以下になります。
レシピサイトなどを参考にして作るあんこは長くは保存できないと覚えておきましょう。
あんこって腐るの?腐ったらどうなる?
あんこは生菓子ですから、当然腐ることもあります。
あんこが腐ってしまうと次のような状態になることが多いです。
- 酸っぱい臭い、変な臭いがする
- 粘りが出る
- 白っぽく変色している
- 味がおかしい
見た目やにおいが最初と比べて変わっている、何かおかしいと思ったら腐っている可能性があります。
傷んでしまったあんこで食中毒を起こすことも少なくありません。
もし手作りのあんこが腐っているかもと感じたら、残念ですが健康のために処分したほうがいいということですね。
▼あんこの保存に・・・空気に触れずに保存できます。
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あんこは冷凍保存できる?
賞味期限が短い手作りあんこですが、冷凍保存することもできます。
冷凍した場合の日持ちは、1か月以内となります。
小分けにしてなるべく薄く平になるようにラップで包み、さらにジップロックなどで密閉して冷凍すると、冷凍臭がつきにくくなります。
小分けしておくことで凍りやすく解凍しやすくなるので、たくさんあんこができた場合でも100gくらいずつに分けておくと便利です。
解凍は自然解凍が一番ですが、すぐに食べたい時は電子レンジで少しずつ様子をみながら加熱してみましょう。
ただし、冷凍したからといって長期間保存するのは危険です。
冷凍した手作りのあんこは1か月以内を目安に、やはりできるだけ早く食べることをおすすめします。
おわりに
手作りのあんこの日持ちについてご紹介してきました。
日持ちがあまりしないことも意外ですが、あんなに甘いあんこも保存できる糖度ではないということにも驚きました。
また、手作りのあんこが日持ちしないしないのは、滅菌した状態で保存できないことも理由の一つです。
缶詰や工場でパックしたようなあんこは表示された賞味期限まで安心して食べることができますが、和菓子屋さんなどで市販されているあんこは、滅菌容器に入っているわけではないので、手作りあんこと同じく3日以内に食べきるようにしたいですね。